松江精機工業株式会社 

シリンダライナー・スリーブってなぁに?

皆さんが普段運転している自動車やトラック・オートバイ、或いは船舶や貨物輸送のディーゼル機関車などは、気化した燃料を圧縮・爆発させた時のエネルギーを回転運動に変換する内燃機関、平たく言えば「エンジン」で動いています。エンジンは左の絵のように吸気→圧縮→爆発→排気を順番に繰り返しながら仕事をしており、爆発するときにピストンが押し出される直線運動をクランクで回転運動に変えています。

ピストンもその周りにある筒(シリンダ)もとても硬い金属で出来ており、更にエンジンオイルを常に供給するなどの工夫により簡単にはすり減らないように出来ています。しかし非常に長い期間働き続けなければならないトラック等に搭載されているディーゼルエンジンなどでは、部品同士が長年の間に少しずつすり減ってしまったとき、部品を交換することで新品の状態に戻せるようにシリンダの部分が取り外せるように造られており、このパーツを「シリンダライナー」あるいは「スリーブ」と呼んでいます。

比較的肉が厚く、ツバなどのある形状のものを「ライナー」、肉薄でストレート形状のものを「スリーブ」と呼んで区別しています。

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